【駅エリアレポート】JR・阪急宝塚駅エリアの価値レポート 第一弾【宝塚市】

駅エリアレポート

このページでは「関西の住みたい街ランキング」でも上位の常連で、大阪・神戸の双方のアクセスが良い阪急・JR「宝塚」駅エリア周辺の資産価値をレポートを連載記事として掲載します。

マンションを購入しようと検討していれば、そのマンション周辺エリア周辺の資産価値は気になるもの。

でも、実際にどうやって調べたらいいのか分からないという方が多いのではないでしょうか。

このレポートでは、

(1)宝塚駅の利用客数・利便性などの交通の利便性分析

(2)宝塚市の人口など統計情報の分析

(3)駅周辺の路線価・地価公示

(4)取引事例比較

などを元にマンション探偵の現役の宅建士・ファイナンシャルプランナーが独自の見解から分析をしました。

それでは、早速、宝塚エリアの資産価値レポートをチェックしてみましょう。

 

阪急・JR宝塚駅エリアの概要

具体的な宝塚駅エリアの価値レポートに入る前に、まずは阪急・JR宝塚駅エリアの基本的な事項を押さえておきましょう。

人口23万人(平成29年2月時点)の宝塚市の中心となっているのが、阪急・JR宝塚駅エリアです。

この付近は大阪・神戸へのアクセスが良好なこと。宝塚歌劇団、手塚治虫記念館などがあり文化的なイメージがあること。そして、宝塚駅近くの武庫川周辺の河川敷や六甲山など自然豊かな立地条件であること。

これらの点から、近年人気になっているエリアです。

このエリアでは阪急電鉄とJRの2社の鉄道が使える便利な立地になっています。

まずは、それぞれの鉄道の立地条件を見てみましょう。

阪急宝塚駅について

大阪梅田方面へ向かう「宝塚本線」と西宮北口(神戸)方面へ向かう「今津線」の2路線が使える始発駅である阪急宝塚駅。

この2路線で1日約5万人が使う主要駅でもあります。

まずは「宝塚本線」をチェックしましょう。

「宝塚本線」では宝塚駅から梅田駅までは約36分。どちらも始発・終着駅のため往復の通勤通学でも、席に座って通勤できるので朝の時間を有効活用できるのが、魅力といえます。

本数は朝のラッシュ時は1時間で8本出ているので、不便さはありません。

宝塚本線時刻表(平日・2017年3月時点)

(黄色:急行 緑色:準急 黒:普通)

次に西宮北口・神戸方面の「今津線」をチェックしましょう。

宝塚駅から西宮北口駅までは約15分。神戸三宮方面にはこの西宮北口駅で乗り換えてトータルで約36分。

乗り換えの一手間はありますが、大阪方面と変わらない時間で移動できます。

電車の本数ではラッシュ時に1時間に最大15本と非常に多くの本数が出ているので、とても便利ですね。

今津線時刻表(平日・2017年3月時点)

JR宝塚駅について

次にJR宝塚駅をチェックしてみましょう。

JR宝塚駅は1日に約32,000人が利用する福知山線の主要駅です。

宝塚駅から大阪駅は約28分と阪急よりも早くに到着できます。(ちなみに料金はJRが330円に対して阪急は280円と阪急の方が安くなっています)

本数はラッシュ時には1時間に10本程度となっています。

JR大阪方面時刻表(平日・2017年3月時点)

このように大阪方面へのアクセスについては良好です。

特に阪急とJRの2路線が使えることを考えると申し分ありません。

宝塚市全体の人口ついて

次に宝塚市の人口推移を見てみましょう。

これは、宝塚市全体の人口推移ではありますが、今回の宝塚駅は宝塚市の中心地であるため、宝塚市全体の人口推移が宝塚駅エリアの資産価値に影響があると言えるので、チェックしておきましょう。

宝塚市の人口推移(引用:宝塚市ホームページ)

ここで特筆しておきたい点としては、今までずっと人口が増えてきている点。

しかも、直近の2010年〜2015年の間でも人口が増えていることがポイントと言えます。

今後、日本全体が人口が減っていく状況になると、どんどんと資産価値が大きなエリアと暴落するエリアに分かれていくと想定されます。

田舎のような少ない人口で何とか維持できていた地方が人口が減少して維持できなくなり、そういった地域の人たちがどんどんと都心部に人がやってきます。

そういった意味では、この宝塚市の場合には、大阪・三宮へのアクセスも良好で住環境も良いことから、周辺の市町村の人や遠方の地方の人たちが転居してくることが人口増加の要因と言えるでしょう。

「マンション探偵」では宝塚駅が阪急・JRと2つの路線が使えて、大阪・三宮へのアクセスも良好なことから、大きな問題がなければこの宝塚市全体の人口の増加傾向は今後も続いていくと想定しています。

そして、それが続いていければ、宝塚駅周辺のエリアについても資産価値hが期待できると想定します。

最後に

「JR・阪急宝塚駅エリアの価値レポート」の第一弾はいかがでしたでしょうか。

この記事では駅自体の利便性と宝塚市内の人口について解説をしました。

次の第二弾では、人口以外の統計情報を元にした分析レポートと、路線価や地価公示などの本格的な不動産データを解析していきますので、お楽しみに!