神戸市長田区の治安を分析!【神戸の地域情報】【2017年調査】

この記事では、ネットの口コミや掲示板などの噂話では、「治安が悪い」や「ガラが悪い」と言われている神戸市長田区について、実際にその周辺でインタビューや犯罪率などの実際のデータを調査を行い、分析を行いました。

その結果、ネットの口コミや掲示板などの噂話を覆すデータや長田区の住環境についての情報、メリットやデメリットなどをまとめて、紹介します。

またその上で今後、長田区がどのような街になっていくのか、その将来の資産価値や地域情報を当サイトが独自に予想!その内容についても、徹底解説します。

この記事を見れば、長田区の本当の治安や価値が分かるはずです!

治安は何で測るのか?

まず長田区の「治安」が良いのか、悪いのか。ネットの口コミでは「印象」で書き込んでいる人ばかりですが、この記事では、そもそも「治安」をどうやって測るのか。

どんな基準で判断するのかを整理しておきたいと思います。

 

当サイトでは「治安」が良いのか、悪いのかを、その区で起きた「犯罪数」つまり、刑法犯数で判断するのが最も良い比較方法であると考えます。

さらに、単に犯罪の多さだけでなく、その区の人口数値を元に「人口当たりの犯罪数=犯罪率」が最も治安を表すのに良い指標であると考えます。

要は人口が多い街はその街で起きた犯罪も多くて当たり前で、人口が少ない街は犯罪が少なくて当たり前。

だから、人口当たりの「犯罪率」を出すことで本当の治安がわかるということです。

という事で、早速当サイトが独自に分析した「犯罪数」や「犯罪率」のデータをご覧ください。

神戸市の区別 犯罪数・犯罪率データ

それでは、まずは区別の犯罪数のデータを見てください。

H28,H29 4月主な犯罪認知数(データ元:兵庫県警察 表作成:マンション探偵)

この数値は平成28年と平成29年の4月に起きた犯罪認知状況をそれぞれの区別にまとめたものです。

赤枠にした箇所がこの記事で取り上げている長田区になっています。

この表を見るだけでは、長田区は最も多いというわけではなく、一番少ないというわけでもない真ん中くらいの印象といったところでしょうか。

それよりも、中央区がずば抜けて多いのが気になるくらいですね。

一応、同じデータをグラフでも見てみましょう。

H28,H29 4月主な犯罪認知数 グラフ(データ元:兵庫県警察 グラフ作成:マンション探偵)

このグラフは単純に犯罪が起きた件数を表しているグラフです。

このグラフを見ても「長田区」が特に治安が悪いとは判断ができないと言えるでしょう。

また、このグラフからは色々なことがわかりますが、中央区が特筆して犯罪数が多いことを除くと全体的な一つの傾向があります。

実は、犯罪数自体は全体的に微減傾向(灘区だけが増えていますが・・・)なのですが、今回の「長田区」と「兵庫区」に関していえば特に大幅に犯罪数が減少していることがわかります。

この表では平成28年(2016年)と平成29年(2017年)を比較しているデータでこのような傾向になっています。

ということは、インターネット上にあるデータや口コミなどは既に「古い」可能性があるとも言えるのです。

 

 

ただ、これだけでは全体の犯罪の数しかわかりませんので、本当の意味での「治安」を知るために人口を考慮した「犯罪率」を計算して見ました。

 

人口100人当たりの犯罪率の表をご覧ください。

犯罪率(人口100人当たりの犯罪数)

これは、犯罪の件数を各区の人口で割った数値に100を掛けた数値です。

つまり、人口100人あたりの犯罪の件数を表しています。

この表だけではわかりにくいので、先ほどと同じようにグラフにしてみましょう。

H29 4月犯罪率グラフ(データ元:兵庫県警察 グラフ作成:マンション探偵)

先ほどの犯罪数と同じように特筆して中央区が多くなっていることがわかります。

また、先ほどのグラフと比べると「東灘区」や「西区」が下がったので、「長田区」は相対的に犯罪率は高くなってしまいましたが、このグラフを見ても、極端に治安が悪いとは言えないと言えるでしょう。

 

犯罪率の高い地域に共通すること

とは言え、「長田区」は神戸市で3番目に犯罪率が高いので気になる!

という人もいるのではないでしょうか。

また、なぜ「中央区」「兵庫区」「長田区」は犯罪率が他の区より高いんだろう?と思われたかもしれません。

 

実は、神戸市の中で犯罪率が高かった「中央区」「兵庫区」「長田区」のこの3つに共通することがあるのです。

それが犯罪率が高くなった要因とも考えられます。

それがこの3つの区だけが神戸市の中で、昼間人口が夜間人口よりも多いということなのです。

昼間人口というのは、昼間にその区の中で生活している人(働いている人や学校に通っている人を鑑みた数値)のことを言います。

つまり、神戸市でこの「中央区」「兵庫区」「長田区」だけが夜よりも昼間の方が人口が多いというわけです。

別の区に住んでいる人が、住んでいる区とは異なる区で犯罪を犯した場合、犯罪を犯した区で犯罪数にカウントされますが、当然人口にはカウントされませんので、自然と昼間人口が多い区であればあるほど、犯罪率が高くなる傾向が出てくるのです。

ちなみに、特に「中央区」がその影響が顕著と言えるでしょう。

つまり、「中央区」が危険なエリアというわけではなく、別の区から来た人が犯罪を多く犯すので、自然と犯罪数・犯罪率が高くなってしまうということです。

結論「長田区」は犯罪は多くない

ということで、結論としては、データで見ると少なくとも「長田区」の犯罪が多く、治安が悪いとは言えないことがわかりました。

また、昼間人口のことを考え見ると、「中央区」「兵庫区」「長田区」の3区の昼間人口が多いため、犯罪率が高くなる傾向があることがわかりました。

では、なぜ、「長田区」の治安が悪いというネットの書き込みがあるのでしょうか?

一つの理由としては、上述した通り、近年長田区の犯罪数が大幅に減少して、良化傾向にあることが挙げられます。

そのため、ネットの口コミ自体が古かったり、この犯罪数が減少していることを知らない人が、「思い込み」や「昔の印象」などで口コミをしているケースも多くあるでしょう。

 

では、なぜ、そのような人がいるのかを分析してみましょう。

なぜ、「長田区」は治安が悪いと言われていたのか?

では、なぜ「長田区」は治安が悪いという事を言っている人がいるのか。

まず、口コミで大部分を占めるのが「外国人」が多いという事です。

長田区は外国人数が、中央区の12558人に次いで7284人と神戸市全体で2位となっています。

(3位が東灘区の5546人、4位が兵庫区の5539人。全て平成29年4月時点のデータ)

その中でも、特に在日韓国人が多いことから、一部のネットユーザーの口コミが大きな声となって悪い評判が出ていると言えます。

実際に、周辺に住んでいないにも関わらず、「韓国が嫌い」という理由だけで、「長田区」を悪く言っている口コミも散見されます。

この理由がネット上で悪く言われている一つの理由と言えるでしょう。

 

「番町」とは?

また、もう一つの悪い評判の根拠として語られるのが「番町」というエリアです。

番町は町の名前で一番町から七番町まであります。

このエリアは市営住宅が多く、治安が悪いと言われているエリアになっています。

ただ、実際にマンション探偵のスタッフが現地に行ってみると治安が悪いというよりも、ただの住宅街・団地という雰囲気で特に何もない場所でした。

番町エリア

番町エリア

長田神社の鳥居周辺

あいりん地区のような雰囲気は一切なく、ただの住宅街だったというのが本音な感じです。

実際に、スタッフが夜に現地周辺を色々と歩きましたが、周辺にはホームレスはいないだけでなく、不良風の少年少女もいませんでした。

基本的には周辺にはスーパーや商店街、飲食店程度しかないことから、あまり若者がたむろする場所でないという感じでした。

また、夜の遅い時間帯でしたが、帰宅中の若い女性が一人で歩いていることも数人すれ違いました。

正直、ネット上の悪い評判だけ見てから来ると、とても肩透かしをくらう場所だと言えます。

それくらい、何もない場所でした。

 

最後に:長田区の将来

それでは、最後に今後、この長田区がどのようなエリアとなっていくのか。

マンション探偵として、独自の見解をお伝えをしておきます。

まず、長田区自体は兵庫県と神戸市の新省庁が新しく建てられる予定であり(長田区二葉町5に、8~9階建てのビルを新築予定)長田区で働く人口が急増することが挙げられます。

また、それだけでなく、県庁が新築されることなどによって、周辺の地元経済も活性化する可能性が高く、全体的に活気付くのではないかと言えます。

 

さらに、三ノ宮エリアの再開発が成功した場合には、「長田区」や「兵庫区」の人気が高まることが予想されます。

というのも、一部のニュースでは「三ノ宮駅半径500mのマンション規制」などのニュースも出ており、三ノ宮周辺に住みたくても、住む場所がないということが出て来る可能性があるため、三ノ宮へのアクセスがとてもよい「長田区」や「兵庫区」の人気が高まると言えます。

参考:三宮エリアのマンション規制案を徹底検証!【三宮再整備】 by:マンション探偵

 

 

それを想定するには、他の地域で同じようなエリアの状況を参考にするのが、良いでしょう。

例えば、都心部に近く、利便性が高いが以前は治安が悪いと言われていた場所といえば、東京では「北千住」や「南千住」が該当します。

東京のことは知らなくても、「あしたのジョー」の舞台となった街と聞けば少しイメージできるかもしれません(ちょっと、例が古いですが)

一昔前は、このエリアも「治安が悪い」と言われていたのですが、再開発がきっかけとなり、都心へのアクセスが良好なことから今では、住みたい街ランキングで17位(2017年版 SUUMO住みたい街ランキング 関東版)となっているほどの人気になっているのです。

 

※東京のイメージがわかない場合、17位の凄さが分かりにくいのですが「銀座」や「上野」「下北沢」「中野」や「荻窪」よりも住みたい人が多い街と言えばイメージができるのではないでしょうか。

 

東京の北千住・南千住ほどの人気のエリアとなるかどうかはまだわかりませんが、兵庫県と神戸市の新省庁が新しく建てられる予定であることや三ノ宮エリアの大規模な再開発を鑑みるとその可能性は十分にあるといえ、今後が楽しみな街と言えるでしょう。