こんな人は家を買ってはいけない!? 〜買わないほうがいい人の特徴〜

賃貸にすべきか、家を購入したほうがいいのか。

この問題については、残念ながら結論は出ない複雑な問題です。

ただ、賃貸にすべきか、家を購入したほうがいいのかは結論が出なくても、こんな人は家を買ってはいけない。というケースはある程度、決まっていますので、ここではどんな人は家を買わないほうがいいのか。それを解説していきます。

以下はどれか一つくらいに当てはまるくらいであれば、全然問題はありません。

複数に当てはまる人は今一度、振り返って「今はまだ買わないほうがいいのでは?」と再考してみると良いでしょう。

 

 

家を買わないほうがいい人の特徴1:転勤が多い。

どうしても転勤が多い人は家の購入においての人生設計の面で、若干不利になってしまうため、買わないほうがいいかもしれません。

もし、持ち家の人が転勤を命じられても、家族がいる場合は単身赴任とすることもできます。

また、単身赴任をしなくても転勤している間に部屋を貸すことは可能ですが、その間は住宅ローンの減税対象にはならないなどの不利益もあるので、慎重にしたほうがいいかもしれません。

とは言っても、「転勤が多いのはこれからもずっとだよ。」という人の場合にはいつまでたっても家を買えなくなるので、どうしても家が欲しいという人はこう言ったデメリットを踏まえて検討してみましょう。

 

家を買わないほうがいい人の特徴2:住みたい場所が都会ではない。

これはシンプルに、もし部屋を売ったり貸したりした場合に、なかなか思い通りに売ったり貸したりできなくなるというだけです。

上の特徴1で挙げた点にも当てはまる方は要注意かもしれません。

一方で「そこに永住するぞ!」という方の場合には、住みたい場所が都会でなくてもあまり関係のない話になります。

これは余談ですが、永住するという覚悟が相当ある方の場合は却って都会や資産価値の高い場所でないほうが有利だったりします。

というのも、そう言った都会や資産価値の高い場所でないほうが部屋が広かったり、値引きが得やすいというメリットだけでなく、毎年の固定資産税などの税金も安くなります。そう言った隠れたメリットもあります。

一部のファイナンシャルプランナーは「万が一に備えて売りやすい都会のマンションを」と勧めてくる人もいますが、都会のマンションには都会のマンションのメリットがあり、地方のマンションには地方のメリットがありますので、結局のところ、その人の価値観にあったマンションが最もいいマンションだと言えます。

 

 

家を買わないほうがいい人の特徴3:借金が残っている。

これは、借金が例えば車のローンや奨学金などであれば今回は当てはまりません。

消費者金融などで借りていたり、リボ払いの残債が多い。という方の場合は先にそのお金を返済したほうがいいでしょう。

住宅ローンを借りるときでもやはり良くはないということもありますし、今後の資金設計の観点からもまず残っている借金の方を先に整理していくと良いでしょう。

 

 

家を買わないほうがいい人の特徴4:貯金が100万円を下回っている。

最近だと家の購入金額全部を住宅ローンにできるフルローンで購入することもできるようになり、貯金がそこまで多くなくても、家を購入できる時代になってきました。

そのため、実際に貯金がなくても家を購入することはできます。

ただ、目安としては貯金が100万円を下回っている場合には、慎重に検討した方がいいかもしれません。

もし、手数料等を含めた金額までのフルローンを組めたとしても、新居に移ると新しい家具が欲しくなったり、引っ越しのタイミングによっては前の賃貸と新居のローンの返済の二重家賃を支払う期間の発生などもあり手元の現金はやはり多少は持っておきたいものです。

具体的にいくらあれば安心という金額はその人によって異なりますが、最低の安心できる水準としてここでは100万円が一つのめどになるかと思います。

 

 

家を買わないほうがいい人の特徴5:離婚するかもしれない人。

家庭がうまくいっている人には不謹慎な項目ですが、もし離婚をしてしまった場合、そのマンションをどのように処理をするのかというのはやはり、かなり揉めてしまうことにつながってしまいますので、要注意の項目と言えます。

例えば、どちらかがその部屋に住み続けた場合でも必要以上に広すぎたりしますし、そのマンションの購入をした際の頭金や残ったローンの残債はどのように負担をするのかなどは頭を抱える問題と言えます。

場合によっては、売却をしようとしても、離婚の手続きと同時並行になりますので、あまり有利な条件で販売ができなくなってしまうこともあるので、当たり前かもしれませんが、離婚するかもしれないという人は買わないほうがいいかもしれません。

 

 

3個以上当てはまった人は危険?

 

ここでは家を買わないほうがいい人の特徴として5つ挙げました。

一つくらい当てはまるくらいであれば、そこまで心配しなくても良いでしょう。

どれくらい当てはまったのかを目安として以下をチェックしてみましょう。

 

当てはまった数が0個の人 → 全く問題ないと言えます。いいマンションがあれば是非積極的に検討してみてください。

当てはまった数が1個の人 → そこまで問題はないと言えます。ただ、項目によっては解消できる項目もありますので、そういった人は0個になるように心がけていきましょう。

当てはまった数が2個の人 → 再度、購入計画を見直してみてはいかがでしょうか。まずは冷静になってマンションを買うことだけを目的にするのではなく、その後の人生のプランを考え直してみましょう。それでもどうしても欲しい場合には周囲とも相談をしながら購入を検討しましょう。とは言っても、2個の人は絶対に購入してはいけないという訳ではありません。

例えば、特徴の2と4に当てはまる人はそれこそ、たくさんいますし、特徴の1と2の人もたくさんいます。

選ぶ項目によってもその影響度は異なりますので、しっかりと見直してみることが大事でしょう。

当てはまった数が3個以上の人 → 是非、購入計画を見直すことをお勧めします。もちろん、選ぶ項目によっても異なりますので、例えば特徴の1・2・4であればそこまで問題はなさそうに見えますが、「転勤によって万が一持ち家のマンションを売った際に、郊外型のマンションだと売りにくく、貯金が少ないのでその間の二重家賃に苦労する」という可能性がありますので、その点をしっかりと確認をしておきましょう。