【プロが教える】モデルルーム見学で気をつける4つのこと

【プロが教える】モデルルーム見学で気をつける4つのこと

早速ですが、みなさんはモデルルームはすでに見学に行かれていますか?

「実はまだ行ったことがなくて・・・」という人は是非この記事を見た後に気になるモデルルームに行ってみてることをお勧めします。

今すぐに購入するかどうかを悩んでいても、まず行ってみてどんなものかを体感するだけでもきっと、意味があると思いますよ。

ただ、その前に是非この記事をチェックしてみてください。

そして「すでに何件も回っているよ」という人は、「なるほど。こんな見方もあるのか」と思ってもらえると嬉しく思います。

それでは、早速、モデルルームで気をつけるべき、4つのポイントについて解説をしていきます。

 

 

気をつけることその1:家具やオプションに心が躍ってしまう。

これは本当にありがちですね。私も色々なモデルルームに行きますが、数多く見ている者でもやっぱりモデルルームは綺麗だな。と純粋に思えるくらい雰囲気がよく、いいなぁと思ってしまうのですから、初めて行った人にはテンションも上がるでしょう。モデルルームを作っているプロはまさにそれを狙って間取りを特別なものにしたり、オプション仕様にしたり、家具を選んだりしているのです。

ですので、心が躍ってしまうことはある意味当然と言えるでしょう。そこでもし、とてもいいなぁと思ってしまったら以下の対策を行ってみてください。

 

対策:モデルルームに行った後に「IKEA」などのオシャレな家具を扱っている店に行く。

実はこれはかなり効果的です。というのも、IKEAにいざ行ってみるとソファや家具だけを置いているのではなく、モデルルームのようにトータルでコーディネートしてくれているので、イメージがしやすいという利点があります。以下の写真のようなイメージですね。

IKEAのリビングイメージ(引用はIKEAページ)

IKEAのリビングイメージ(引用はIKEAページ)

実際に行く時間がなければ、IKEAのホームページとかでもいいので、色々と覗いてみるといいでしょう。

そこで一つ考えてみてください。

「今、貴方がマンションのモデルルームに対して抱いているイメージのうち家具や照明、小物がどれくらいの比率を占めるのか?」

ほとんどの場合、マンションのモデルルームでも備え付けの家具はそこまで多くはないですから、モデルルームの印象は家具や照明、小物とキッチンの印象くらいです。

そのうち、マンションに最初から付いているのはキッチンくらいです。

そして、当たり前ではありますが、モデルルームは実際に住むためのものではないので見た目重視のインテリアになっています。

賃貸の部屋を借りた方は経験されていると思いますが、賃貸の場合には家具も何も置いていない殺風景な部屋を見るだけなので賃貸だと見学してもそれほど、前向きになることはないでしょう。

しかし、新築のモデルルームは生活臭のしないおしゃれなレイアウトになっているため、実際にはありえないほどのおしゃれな雰囲気になっています。ここは冷静になっていきましょう。

 

 

気をつけることその2:どれが外付けのオプションなのか、確認しよう。

モデルルームには家具だけでなく、「こんなものまで」とびっくりするようなものもオプション(つまり、別料金)になっている場合が多いです。

具体的には以下のようなものがオプションとなっているが、モデルルームには備わっている場合がありますので、確認してみてください。

  • ダウンライト(埋め込み式の証明)
  • 壁紙の変更
  • カーテン
  • バルコニーの手洗い場
  • キッチンの備え付けの棚
  • 間取りの変更費用(ミニ書斎など)

こういったものはオプションということで実際には別料金が発生するのではありますが、モデルルームには備え付けられている場合が多いです。

何がオプションで何が標準なのかをしっかりと確認するようにしましょう。

 

気をつけることその3:間取りは検討している間取りか?

モデルルームの間取りは実際に検討しているプランと同じ間取りでしょうか?

もし、そうであれば問題ありません。

しかし、もし違うプランであるのであれば、営業マンが言う「**様が検討しているプランとほとんど同じ広さで同じ設備ですので、参考になると思います」という様な言葉は鵜呑みにしないほうが良いでしょう。

というのも、何故ならばモデルルームに採用している部屋の多くは角部屋など部屋の間取りの自由度の高いプランである場合がほとんどだからです。

一般に、マンションは左右に挟まれている部屋は窓の位置も限定されてしまい間取りの自由度が高くありません。

一方、角部屋は間取りの自由度も高いことからモデルルームにはそう言った自由度の高い部屋を採用している場合があります。

ですので、広さだけで判断するのではなく、自身が検討している間取りと同じなのかをしっかりとチェックしましょう。

 

気をつけることその4:追加のオプション、プランの変更は可能か?

マンションの場合、内装などの工事は下の階から徐々に行っていくのが一般的です。

そのため、追加できるオプションなどが検討している階によってはオプション料を支払ってもできない場合もあります。

例えば、コンセントの増設なども作り始めたばかりであればできますが、もう既にほとんどできてしまうとそう言ったオプション工事もできない場合がほとんどです。

また、今の時点では工事ができるとしても実際に契約、申し込みをした時点でできるかどうかはイコールではありませんので、その点も踏まえて確認をしっかりとするのが良いでしょう。

 

 

ぜひ、これらの点を意識をして、モデルルーム見学をしてみてください。

モデルルーム見学は良いマンションを探す上での入り口です。

本当に自分にあったマンションを探すためにもしっかりと準備をして、モデルルーム見学をしていきましょう。