【払えない?】お金がなくても携帯料金だけは絶対に何があっても払っておけ!【住宅ローン】

「携帯料金を払ってないと、将来、マンションを購入するときにローンが通らなくなる?」

これを聞いて「そんなに大きな金額じゃないんだし、ケータイやスマホくらいでローンが通らなくなるなんて大げさな・・・」と思った方は要注意!

携帯料金を払わないと住宅ローンが組めなくなるだけじゃなく、他のローン(マイカーローンなど)が組めなくなるのに加えて、なんとクレジットカードの新たに作ることができなくなることだってあるんです。

なので、この記事を全部読まなくても、「とにかく携帯料金だけは絶対に払っておこう」ということだけは覚えておいてください。

言葉は悪いですが、電気代やガス代、水道代よりも先に「携帯料金」これを覚えておいてください。

「でも、なんで携帯料金だけがそんなに特別なの?」と思われた方!

ぜひ、下に詳しく、わかりやすく解説をしていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

これを知っているのと知らないのとでは、大違いですよ。

携帯料金の平均って?

さて、携帯料金の平均金額っていくらだと思いますか?

最近だと格安SIMも普及していますので、3000円くらいの人もいるでしょうし、端末を割賦(分割)払いしている人だともっと高く1万円を超えているという人もいるでしょう。

実は携帯代の平均はおよそ7500円と言われています。

さて、そんな携帯料金ですが、例えば「今月ピンチ!」という時に払えなかったり、コンビニ払いにしていて、うっかりミスで払うのを忘れていることはないですか?

これで、携帯料金が未払いに。なんてことになってしてしまうと、後でめちゃくちゃ後悔してしまいます。

とにかく、絶対に「携帯料金だけはちゃんと払ったほうがいい!」という理由を解説します。

例えば、もし、今1万円しかなくて、電気・ガス代・水道代と携帯代のどれかを払わなければいけないとしたら、絶対に携帯代を先に払ったほうがいいんです。(ちなみに、一番後回しにしてもいいのは水道代と言われています。なぜなら電気やガスと異なり、公的機関が運営しているので、料金未納でもストップするまでの猶予が一番長いと言われているからです)

なんで携帯代は払わないといけないの?

携帯料金だって、他の電気代やガス代、水道代などと同じで、使った分はお金を払わないといけないのは当然といえば当然です。

でも、携帯代については、「特に絶対に払わないといけない」と言っているのには訳があります。

それは、払わなかった時のペナルティがとにかく大きいからです。

電気代やガス代などは払わなければ、一定期間経った後で使えなくなります。

携帯も一緒で払わなければ、一定期間経った後に使えなくなるのですが、それだけではありません。

さらに重たいペナルティが課せられるのです。

それが「信用情報でブラックリストに登録されてしまう」のです。

よくお金を扱うドラマや漫画などで「ブラックリストに載ったからクレジットカードやローンの審査が下りない」ということは聞いたことがあるのではないでしょうか?

「ブラックリストに載ったから誰もお金を貸してくれない…」というやつです。

このブラックリストですが、1回載ると10年間は載り続けると言われていて、その間は正規のルートで借金ができないだけじゃなく、クレジットカードも作れない。そして「住宅ローンの審査も下りない」という非常に影響力のあるものなのです。

特に将来、マイホームが欲しいと思った時に、たかが携帯代で住宅ローンが組めなくなるのは不幸としか言えません。

なんで携帯料金払わないとブラックになるの?

お金を支払わないとなんでもブラックリストに載るわけではありません。

例えば、電気代を払わないだけだと、電気会社から止められたりはしますが、ブラックリストに登録されてしまうことはまずありません。

ですので、クレジットカードが作れなくなる。住宅ローンが組めなくなることは基本的にはないのです。(ただ、クレジットカードで電気代を支払うように設定していて、クレジットカードの引き落としができなくなって未払いになった場合などは「クレジットカードの代金の未払い」としてブラックリストに載りますが・・・)

じゃあ、なぜ携帯代だけ特別にブラックになるのか。

それを知るためには、そもそも、ブラックリストについてを知らなければなりません。

そもそも、「ブラックリスト」というものは通称で、その実態は「信用情報機関」と言われている数社の会社が管理しているデータベースのことです。

クレジットカード会社がカードを発行する時や銀行が住宅ローンの審査をする時にこの「信用情報機関」に問い合わせをして、データベースをみて判断するのです。

これが俗に言われているブラックリストの正体です。

そして、なぜ携帯代だけが特別扱いされるのか?その答えはその信用情報機関のサイトに答えがあります。

ここでは、その代表的な1社CIC社のホームページを見てみましょう。

リンク先:CIC社(クリックで会社ホームページへ行きます)

そのトップページには「割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関」と記載されています。

この「割賦販売」というのが、今回の携帯代のポイントになります。

携帯を契約する時にはキャリアによって異なりますが、例えば「実質0円」の横に「携帯分割払い1900円・スーパーボーナス割1900円」という表記を見たことがあるのではないでしょうか?

これって、簡単に言えば、「携帯本体を分割払いで契約」と「分割払いの金額を携帯の通信費で割り引いてあげるよ」ということなんですね。

それで、問題は「携帯本体を分割払いで契約」の箇所です。

要は気づかないうちに携帯電話本体を分割払い(専門的には割賦(かっぷ)払いと言います)しているのです。

この分割払い(割賦払い)というのが、先ほどの「信用情報機関」に登録されてしまう対象の取引なのです。

簡単に言えば、借金しているのと変わりない取り扱いになるのです。

「端末代を借金して、毎月の分割で返済している」という構図になっているのです。

そして、携帯代を支払わなければ「端末代の借金の返済が支払割れていない」と判断されてしまい「信用情報機関」に事故情報が登録されてしまうのです。

ここには金額の大小や「携帯代くらい」というように大目に見てくれません。

ここに載ってしまうということは「借金を支払わなかった人=信用できない人」と同じような扱いになってしまうのです。

だから、クレジットカードや住宅ローンが組めなくなってしまうのです。

ということで「電気代や水道代は払わなくても、携帯料金だけは絶対に払え!」という理由がわかりました。

「携帯代くらいのお金はちゃんと払えるよ」「私は大丈夫」と思っている人にちょっと注意して欲しいことがあります。

携帯料金をクレジットカードで払っている人は注意?

これは少し意外な注意点かもしれませんが、携帯代をクレジットカードで払っている人は少し注意が必要です。

例えば、クレジットカードで支払ったほうがポイントが沢山貯まるので、あえてクレジットカードで支払っているという人も多いかもしれません。

また、携帯料金をカードで払えばお得になるキャンペーンなどがあった場合、その携帯代を支払う専用のクレジットカードがある人も少なくないようです。

そういった人に、注意しないといけないのは、クレジットカードには有効期限があるということです。

クレジットカードの有効期限が切れる前におそらく、発行会社から新しいカードが送られてくると思います。

多くの人は財布に入っている古いカードと入れ替えて、新しいカードを財布に入れると思います。

それで、安心していませんか?

これだと、携帯会社の支払いは古いクレジットカードのままですので、古いカードの期限が過ぎてしまえば、未払いになってしまうのです。

これを防ぐためには日々、クレジットカードの明細をしっかりと見る癖や新しいクレジットカードが届いた時には携帯料金などの毎月定期的に支払っている会社にカード番号の変更の手続きをしっかりとするしかありません。

最後に

「お金がなくても携帯料金だけは絶対に何があっても払っておけ!」の理由はわかりましたか?

人によっては携帯の契約が「割賦払い」になっていない人もいます。

例えば、端末を一括で支払っている人やシムフリー端末を購入した人などがそうです。

そのような人だと携帯料金を支払わなくてもブラックリストに載るわけではないので、全員が気をつけないといけないというわけではありません。

ただ、携帯の契約の時に「払わないとブラックリストに載りますよ」と説明してくれる人はほとんどいません。

そういった意味では、しっかりと自分で自分のことを守らなければいけません。

「小難しいことは嫌いだ」という人でも「とりあえず、携帯料金だけは払っておけ」ということは必ず覚えてくださいね。