【マンション住民に朗報?】Airbnbが近隣住民向けの苦情受付ページを公開
先日、当サイトでもAirbnbについて「もう他人事じゃない?マンション住民のAirbnb(民泊問題)を知ろう【2016年5月時点】」という記事で取り上げました。
その後、2016年5月31日にAirbnbは「Airbnb ご近所様からのお問い合わせ」というマンションの部屋を提供している人(ホスト)向けに匿名で苦情を言えるページを新たに作成しました。
このページはAirbnbを利用しないマンション住民にとって、ありがたいツールというだけでなく、Airbnbの考え方を表しているとも言えますので、詳しく解説を行います。
どんな苦情受付ページなの?
詳しくはリンク先のAirbnbのサイトをご覧頂くと分かりますが(Airbnb ご近所様からのお問い合わせ)マンションの部屋を提供している人(ホスト)に匿名で苦情を伝えられるページとなっています。
どんなページなのか早速見てみましょう。

Airbnb苦情の受付ページ(引用:Airbnbサイト)
まずは上記のように問題点を4つの選択肢の中から選択します。
選択肢は以下の通りとなっています。
- 騒音・騒動・パーティー
- 公共スペース(駐車場、ゴミ集積所など)
- 近所のホスティング全般にまつわる懸念
- 個人の安全または犯罪行為
この4つしか選べないようになっていますが、恐らく近隣住民から見た場合の民泊のトラブルはこの4つに大別できるかとは思います。
そして、この4つの選択肢を選んだあとは、自身の連絡先を入力します。
ここで記載する内容はマンションの部屋を提供している人(ホスト)に開示するかどうかは後ほど、選択できるようになっていますので安心してトラブルの内容を送信できます。
単にクレームをマンションの提供者(ホスト)に伝えるというわけではなく、Airbnbが仲介して伝えてくれるようです。
トラブルの内容や発生日時だけでなく、「Airbnbだけに伝えておきたいこと」なども別途、記載できるようになっています。
単なる問い合わせページで入力して終わりというよりは、実際にトラブルを解決するようにAirbnbも工夫しているように見えます。
このページで実際に効果はあるの?
このページは5月31日(現地時間)に開設されたページであり本記事執筆時点(6月1日)の段階では効果は全くわかりません。
ですが、Airbnbの民泊問題に対する姿勢として、近隣住民からのトラブルを極力起こさないように、オーナー側・利用者側にも周知していこうという、姿勢を垣間見ることができます。
また、もし万が一、トラブルに遭ってしまった周辺住民の立場としては、このような窓口があるということがある意味で一つの安心材料とは言えるのではないでしょうか。
民泊サービスはAirbnbだけではない
ですが、これだけで万全というわけではありません。
というのも、民泊サービスは「Airbnb」だけでなく他にも数多くあり、トラブルを起こした人が「Airbnb」を利用していないかもしれない。マンションの部屋を提供した人が「Airbnb」以外で宿泊者を募るかもしれないという不安があるからです。
ですが、マンション住民の立場ではこの「Airbnb」の対策は大きな一歩であり、他の民泊サービスなどにも広がっていくことで周辺住民も安心できる民泊サービスになることが望まれます。
また、引き続き、当サイトでも民泊の問題は引き続き特集していきます。